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HONDAのビーチクリーン活動
HONDAのビーチクリーン活動
私が免許を取ったのは30歳を過ぎてからだった。
それまではさんざんオートバイに乗り走り回っていたが
フト、4輪もいいかも と思い、毎日朝早くから目黒の教習所に通ったものだ。
晴れて免許取得後、はじめて自分で運転した車は無謀にもその時家にあった
"ロータス スーパーセブン"だった。
究極のスポーツカーはやはり目立ち過ぎるうえ、ペダルにつま先しか届かないので諦め
もう1台あったオートマチックの車の濃いブルーで5ドアの
"HONDA CIVIC シャトル"に乗った。
はじめて乗った二輪、はじめて運転したオートマ四輪がHONDAだったこともあり
また、生前から本田宗一郎の番組をTVで見る度に
やっぱり夢のあるいい会社だと常々思っていたし
数年で辞めたくせに、HONDAに勤めていたことにプライドを持っている知り合いを
ちょっと羨ましく思ったりしたものだ。

先日、青山のHONDA本社に行くと面白いパネルが目についた。
およそHONDAとは結びつかない"ビーチクリーン活動"の写真だった。
以前はいつもきれいな海とビーチにゴミのことなどあまり気にも留めなかったが
毎週のように海に通いだすと、同じサーフポイントでも1週間前とは海水の透明さが違ったり
台風の後の海やビーチのひどいゴミの山に閉口したりとだんだん身近なことになってきた。
海から流れてくるビニールやプラスティックなどの自然に還らないゴミ、
遊びに来た人が持ち帰らないゴミ、といづれも
これらの景観をも汚しているゴミは、海のあちらとこちら、世界のあちこちで人が
海とビーチを汚しているわけだ。
ゴミだけではない。
最近の若い男の子のサーファーはきれい好きの潔癖性と見え
海から上がると持参のシャンプーで頭からからだまで、まるで自宅のように
泡々になって洗っているのをたまに見かける。
その水がいち早くどこに流れるのか、科学的成分も汚れと一緒に海に流れる。
いくら海の微生物によって浄化されるとはいえ目に余るものがある。
どこのビーチもその海の近くに住んでいるローカルの方達が中心となって
ビーチクリーンを実施してくださっているのでビーチの景観と環境が維持できているわけだ。
たまにしか参加できない私は、ほんとうのありがたく思い感謝している。

そんなゴミ汚染が問題な海岸をHONDAは社会活動として、2006年から
従業員とOBのボランティアにより「ビーチクリーン活動」をはじめた。
HONDAが開発したシンプルで原始的ともいえるビーチクリーナーは4輪バギーで引っ張る。
熊手のようなサンドレーキで砂に埋もれたゴミを引っ掻きだし、フルイにかけ
コンパクトなトレーラーで回収、分類し、大型トラックで運ぶ。
この1年間で全国20ヶ所近く行われたという。
広範囲を効率よくゴミの回収ができるのを感心しながら、パネルの説明を聞いた。
この一見シンプルで単純な道具にも、開発にはかなりの時間を要したようで
ウミガメの卵の保護などのため、砂を掘るピンの長さに苦労したそうだ。
これまで藤沢市や九十九里町などの10自治体がこのビーチクリーンを購入し評価が高いようだ。
写真に写っているボランティアのキャラバン隊員の方々は
白いキャップとブルーのお揃いのつなぎでニコニコ笑って写っている姿が印象的で
ここにもHONDAスピリットを見たような気がした。

HONDAは海だけでなく、国内森林保全活動として森を守り育てる活動や中国砂漠の植林など
資金援助だけでなくボランティアに参加し、さまざまな社会活動に取り組んでいる。
今年度のビーチクリーンのスケジュールはまだわからないのだが
どこかの海岸でビーチクリーナーを実際に見てみたいので是非チャンスをつくりたいと思っている。








| lily | 23:01 | comments(0) | trackbacks(2) |
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